ボロディン作曲「イーゴリ公」
ボロディン作曲「イーゴリ公」
作曲家ボロディンといえば「中央アジアの草原にて」が有名であろう。
またずっと以前に交響曲第2番(?)をきいたこともあった。
しかし、歌劇「イーゴリ公」は、名前だけはしっていたが、
見聞きしたことがなかった。
今回CSで見る機会があった。
ソ連時代の「映画」としてである。
全編音楽で構成されているので、
ボロディンの曲を忠実になぞっているのであろう。
解説で、イーゴリ公はモンゴル軍と戦った、とか言っていたので、
「おや、そんな時代の人だったのか」と驚いた。
調べてみると、少々違うようだ。
以下の引用はここのリンクによる。詳しくはここを参照のこと。
イーゴリ公(1178~1204)
Князь Игорь Святославич
ポーロヴェッツ人への遠征を行い、失敗する
1185年、ここで必ずしもロシアそのものに興味がない方にも、
クラシック愛好家にはご存知の方も多い、
あのボロディン作のオペラ、『イーゴリ公遠征物語』のもととなった
イーゴリの遠征が起こります。
(中略)
たしかにヤロスラフ賢公の三人の息子の時代から、
キエフ大公スヴャトポルクとのちにキエフ大公となった
ウラジーミル・モノマフの二頭体制の時代においては、
ポーロヴェッツ人は深刻な脅威でした。
(中略)
しかし翻ってこの時代、(中略)ポーロヴェッツ人有力者と
ロシア諸公との間にはそうとうな血縁関係が出来上がっていました。
ポーロヴェッツ人諸侯との関係は単純な敵対関係では
すまないものとなっており、(下略)