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Volapük 世界語文典和訳(1888) 第6章(3)

Volapük 世界語文典和訳(1888) 第6章(3)

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1888年刊「世界語文典和訳 全」の翻字。
原書四十三~四十八ページ。

本字・変体仮名は常用漢字・普通の仮名になおし、原文にない句読点を補った。
例文の上には漢数字で読み順をつけてあるが、単語の後ろの「/にアラビア数字」に直して入れた。
漢字などは適宜わかりやすいものに変更した。

第6章(3) 働詞(3)受身法

働詞時法の語頭にpの前置字を附加して受身法と為す。而るに現在語のみpaの前置字を附加するものとす。


直説法
現在
palöfob 私好れる

過去
不十分  pälöfob 私好れぬ
十分   pelöfob 私好れけり
十分引続 pilöfob 私好れぬ

未来
第一未来 polöfob 私好れぬらん
第二未来 pulöfob 私好れてありぬらん

仮定法
現在
palöfob-la 私好れるならば

過去
pälöfob-öv 私好れたであらう

命令形
命令 palöfob-öd 汝好れよ
願望 palöfob-ös 請ふ汝好れよ

不定法
現在 palöfön 好れる
過去 pelöfön 好れけり
未来 polöfön 好れぬらん

分詞
現在 palöföl 好れる所で
過去 pelöföl 好れし所で
未来 polöföl 好れぬらん所で

次例に揚ぐる前置詞は、其の次に位する名詞が人其の他の動物なるときはfaの前置詞を置き、事物なるときはdubの前置詞を置くを法とす。

Pävunom/5,1 fa/4 neflen/3 omiki/2.
傷けられた 彼は に 敵  彼の

Pänunom/4,1 dub/3 pened/2.
知らされた 彼は 手紙

  • 稽古問題
    kemön 作る
    mesedön 賞与する
    neletön 禁止する
    nunön 知らす
    pakön 開く
    pöpön 罪する ※原本では3字目のpが脱落
    segolön 出る
    stabön 設立する
    stimön 貴ぶ
    vunön 傷く
    klub 倶楽部
    solat 兵卒
    glöb 丸
    bonedam 注文書
    tim 時
    naköm 来る、着する
    löfik 愛らしき
    nog 未だ
    büfü 以前
    pos 以後
    1. Bonedams kanoms pamekön volapükiko ( u volapüko)
    2. Solat at pevunom dub glöb, ab ne nog pemesedom.
    3. Buk obik poselom wmulo in zifs valik Flenta e Deuta.
    4. Esagom obe das binom pasevöl fa pösods valik kels binoms is.
    5. Flens obik penunom das dom omik poselom ovigo.
    6. Söl löfik e pastimöl, atos pesagos u pelogos fa nek.
    7. Li-päpönobs-öv, if äsegolobs-la büfü naköm omik.
    8. Klub pestabom in zif at al pakön volapüli.
    9. If ilabob-la timi, pened obik pipenom-öv ädelo.
    10. Pelgom ä lelo fa pösods mödumik in gad nilela.
    11. Man at löfom neki e palöfom fa nek.
    12. Papönom-öd, if neletom flenis sagön velati.
  • 訳文
    一 注文書は世界語にて作られ能ふ。
    二 是の兵卒は丸にて傷けられた。然るに未だ賞与せられざりし。
    三 私の書物は仏蘭西と独逸の皆の町に来月売られるであらう。
    四 彼と是処に有る所の皆の人に知られて有ると彼が私に言ひし。
    五 私の友人は彼の家は(註 友人の家)来周間売られるならんと知らされた。
    六 愛らしき而して貴ばれた紳士是れは(紳士を指す)誰もに言はれざりし(評判されぬ)又見られざりし。
    七 若し私等は彼の来る以前に出たならば私等は罪せられしであらうか。
    八 倶楽部は世界語を開くに是の町の内に設立された。{原字alを(に)と訳す。是れ(外のことにあらず開く為に)の意を含む}
    九 若し私は時を持てありしならば私の手紙は昨日書かれたであらう。(時を持つとは閑暇の意なり)
    十 彼は隣人の園に於て沢山の人に見られたり。
    十一 是の人は誰もを好く、而して誰もに好かれる。
    十二 若し彼は誠を言ふを彼の友人を禁ずるならば彼は罪せられよ。

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