ローマ字表記の混乱
2015.05.04
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ローマ字表記の混乱
- 日本語ローマ字の正書法がない現在、表記の混乱はめにあまる。
- 第88回九州エスペラント大会プログラムに例をとってみよう。
- 英語などの外国語に媚びてはいけない。
その言語では日本語の長短を区別する意味がないのである。
固有名詞 | 方式と問題点 |
---|---|
Kjuŝu | エスペラント式 |
Suizenĵi | エスペラント式だが、実際の発音は摩擦音ではなくĝi(破裂音) |
GOTO Zenzan | 長音を無視 |
NATSUME Souseki | 夏目はヘボン式、漱石は99式(かな式) |
Rindo | 長音を無視 |
kuĵaku | エスペラント式 |
Houou | 99式(かな式) |
MAKINO Micuo | エスペラント式 |
Nagasaki | |
Fukuoka | ヘボン式 |
Miyazaki | 日本全部の方式 |
Kagoŝima | エスペラント式 |
ITO Hiroko | 長音を無視 |
Syouyama Mikiko | 訓令式+99式(かな式)の混用 |
WATANABE Eiko | 日本全部の方式 |
YUNOKAWA Mikio | 日本全部の方式 |
NITTA Takamiĉi | エスペラント式 |
NAITO Aro | 長音を無視 |
- エスペランティストがエスペラント式を使うのは発音をわかってもらうため。
一字一音のため、まず齟齬が生じない。 - 訓令式やヘボン式はそうではない。
もともとローマ字は日本語を正しく表記するためのものであるから、
日本語の知識がない人にはどう読んだらいいのか分からないのだ。
以前、Hakoneをヘイコーン、Akabaneをエーケーベーンと読んだ
英語話者のことを読んだことがある(赤尾の豆単だったか)。
フランス語話者なら、アコンヌ、アカバンヌとでも読もうか。
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