トルコ語の語順は日本語そっくり(2)
トルコ語の語順は日本語そっくり(2)
韓国語が日本語の語順とそっくりなのは知られていると思いますが
(え、そうなの!という人にはごめんなさい)、
トルコ語の語順も日本語そっくりなのです。
スペースがちゃんと表示されないので、
前に見にくい対照例を挙げてしまいましたが、
こんどは若干工夫をしてみました。
(行間が醜く空いてしまうのはご容赦あれ)
Hava alanına gitmek için vasıtanız var mı?
飛行場 へ 行く ために 交通手段が あります か?
Evet. Beş uçağı için otobüs
はい、5時の 飛行機の ための バスは
buradan dört yirmide kalkar.
ここ から 4時 20分 に 出発します。
Lütfen gecimeyin,
どうぞ 遅れないで下さい。
sonra otobüsü kacırırsınız.
さもなければ バスに 間に合わなくなります。
ORHAN TÜRELİ "TÜRKCE GRAMER VE KONUŞMA"(1969) 208pより
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どうですか。トルコ語をちょっとやってみようかなと思いませんか。
※実は、モンゴル語やマジャル語(ハンガリー語)も
日本語と同じ語順をとっています。
インドやネパールもたしかこうだったような。
多くの日本人が最初の外国語として英語を習うわけですが、
このことで「外国語は語順からなにから日本語と違うのだ」と
意識に擦りこまれてしまったような気がします。
日本語語順の言語が多く存在しています。
オスマンもジンギスカンも、
わたしたちと同じ思考パターンでしゃべっていたなんて
なんとも愉快で爽快はありませんか。
※念のためですが、中国語は全く違いますよ。
漢字を使うからといって、言語構造が似ているわけではありません。
アラビア語と言語系統が全く違うトルコ語が、
以前はアラビア文字を借用して表記していたのと
同じことなのでしょうね。