電子書籍を保存・加工
電子書籍を保存・加工
電子書籍はダウンロードできないものがおおく、
書店のサイトをブラウザでしか見られないものが多い。
しかし、オフラインで見たいときもあるし、
最近話題の「電子書店が撤退したときデータが守られない」に
対抗するいみもあって、手元に取っておきたい。
それでけでなく、もっと積極的に、
書籍pdfに音声ファイルなどを添付したい、
に応えるものをつくってみた。
なお、動画aviやプレゼンpptxも添付できることを確認してある。
1 使用するツール
わたしが使ったのは次のツールである。全部有料。
もちろん、同様の動作をするものなら、何でもかまわない。
a | スグレモ 撮画ツール Ver.4 | タイマーによる連続画面キャプチャ |
b | ABBYY Finereader 11 | OCR(文字化)し、多言語テキスト付pdf作成 OCR不要なら、dで読み込んでもよい ただしdは日本語・英語以外の文字化はできない |
c | いきなりPDF EDIT 7 | 音声を埋め込む dのバージョンではできない |
d | Adobe Acrobat Standard 7 | pdfを表示、音声を再生 |
2 スグレモ 撮画ツール Ver.4
1 上方 左のアイコンをクリックして設定を選ぶ
「キャプチャ」タブで「シャッター音を鳴らす」のみチェックにする
「タイマー」を「2秒毎に」にする
「保存」で保存先・接頭語・番号最小桁・ファイルの種類を決める
保存ファイル名+桁数の連続番号.ファイルの種類で保存される
例 rusa01.jpg (接頭語にrusa、桁数を2桁、jpegを選んだばあい)
2 これを使う前までは、画面をPrtScで撮影し、IrfanViewに貼り付け、
必要部分を切り取って、名前を付けて保存、をしていた。
手間がたいへんだった。
3 ブラウザ上にデジタル書籍を呼び出す
1 表示ウィンドウを書籍の2ページ画面サイズに合わせる
(余計な空白を含まないように)
「撮画ツール」は枠外に出しておく
4 デジタル書籍を「スグレモ 撮画ツール」で撮画
1 書籍を表示させたまま Ctrl+F9 を押す
2 カーソルが、矢印+四角に変わる。そのままクリックする
画面が消え「表示を制限」していると表示され、タイマーが動き出す
3 画面をクリックすると、書籍のもとのページが表示される
タイマーが0になるとシャッター音がして、再度「表示を制限」画面になる
キャプチャされた画面が「撮画ツール」の窓に表示されるので
成功したかが確認できる
4 画面をクリックすると、書籍のもとのページが表示される
5 三角矢印をクリックして、次のページにすすむ
6 なお、1ページごとに撮画しようとすると、
どうしても1ページを越えた余分が
(たとえば、左ページに右ページの一部がつながっている)
入ってしまが、そのまま撮画する
あとでAcrobatで奇数・偶数ページごとの「トリミング」をおこなって
きれいな1ページにする。
5 ABBYY Finereader 11
「撮画ツール」でできたjpgファイルをすべて読み込む
「ドキュメントの言語」を設定する
「読み取り」をする
「PDF/Aドキュメントとして保存」
「EPUBとして保存」(必要に応じて)
「TXTとして保存」(必要に応じて)
6 いきなりPDF EDIT 7
1 上で作ったpdfを読み込む
「表示」→「単一ページ」
3 音声を埋め込む
「注釈」→「ファイルを添付」(クリップアイコンが便利)
挿入したい位置をクリックすると「ファイルを開く」が出るので
ここで添付するファイルを選ぶ
表示される「添付ファイルのプロパティ」で色を選び、作者名を消す
4 「ファイルを添付」は選択されたままになっているので、
次の添付位置をクリックすればよい。
7 Adobe Acrobat Standard 7
しおりを付ける
1「表示」→「ナビゲーションタブ」→「しおり」
2 「新規しおり」アイコンを押してしおりを追加していく
3 階層構造を作っておく
この操作は「いきなりPDF EDIT 7」の
「表示」→「ナビゲーションパネル」→「しおり」
「+」を押してしおりを追加 でもできる
しかし階層構造を作ろうとページを一括移動するとページが逆順になる
以上
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