macでの 新 エスペラント文字入力法
macでの 新 エスペラント文字入力法
これまでmacでは
klavaro_Esp_J を使う方法 (KLEGのウェブサイト)
ABC – Extended を使う方法 (JEIのウェブサイト)
の2つが知られていたと思います。
いずれも、optionキーを利用して、文字を変更する方式です。
klavaro_Esp_J: 入力に[Esperanto]、option s = ŝ
ABC – Extended: 入力に[ABC-Extended]、option + 6, s = ŝ
これでは、スラスラと高速タイピングなどは望めないと思ったので、
押すだけで、そのまま字上符文字が打てる方法を作ってみました。
dank' al @s-show
代用表記法もあります。ĉapeligilo
ABC - Extendedを設置
「ABC - Extended」が上のバーに表示されていなければなりません。
「英字」や「US」では動きません。
次のようにして設定してください。
りんご →システム環境設定 →キーボード →入力ソース[+]
→英語→ ABC - Extended →追加
そして、タスクバーでこれを選択しておきます。
Karabiner-Elementsをインストール
キー配置を変えてくれるアプリです。
App Storeにはないのでネット検索して、インストールします。
隠しファイルが見えるようにする
隠し領域にデータを置くことになるので、
隠しファイルが見えるようにしておきます。
Lauchpad →その他 →ターミナル
と進んで、次の行を打ち込んで、enterを押します。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
何も変化がなくて終了しますが、それでよいのです。
さらに、次の行を打ち込んでenter。
killall Finder
ここで終わりです。ターミナルを消します。
設定ファイルをダウンロード
次の文字変更を設定するファイルを、右クリックでダウンロードください。
ただのテキストファイルです。
supersigno_eo.json
設定ファイルを移動
Finderを起動します。隠しファイルは薄い字で表示されます。
次のフォルダに入り
Macintosh HD →ユーザ →(自分) → .config(隠しファイル)
以下、次のように進み、
.config/karabiner/assets/complex_modifications/
この中に
supersigno_eo.json
を移動/コピーしてください。
これが済んだら、command + shift + .(ピリオド)で
非表示にしてください。
うっかりいじると大変なので。
設定を有効にする
Lauchpad →Karabiner-Elements と起動し、
Complex Modificationsタブを押します。
左下の[Add rule]をクリックすると、
supersigno_eoが表示されるので、Enableを押します。
これで設定は完了しました。
この設定は記憶されるので、いちいち起動する必要はありません。
実際のキー配置
ワープロやエディタを起動して書いてみましょう。
キーは次のように変更になっています。
q --> ŝ
w --> ĝ
x --> ĉ
y --> ŭ
@ --> ĵ
[ --> ĥ
shiftを押しながらタイプすると、大文字になります。
これで、流れるように、エスペラントをタイプできます。
この文字配列は、わたしがxubuntuやWindowsで設定しているものと
そろえたものです。
ご注意
- 英字・日本語を入力するとき、この6つのキーは影響を受けて、キートップとは違ったものになります。
(xubuntuやWindowsではキー1つで、完全に切り替えできるのですが) - これを避けるには、Karabiner-Elements - Complex Modificationsタブ - supersigno_eo - Remove とします。再び Enableすればまた使えるようになります。
- この方法は、長いエス文のためと思った方がいいでしょう。日本文の中にエス文が少し入る程度の文章は、冒頭に書いた2つの方法を取るのが手間がいらないかもしれません。
さらにご注意
上の方法は、手持ちのHigh Sierraで実行したものです。
いかなる不具合があれ、個人責任でお願いします。
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