ISOA発表のまとめ
ISOA発表のまとめ
第1回(2011) 更新 2014-06-21 01:00
- Tieko(日本) 楽しく学習し会話できるチャンスを
日本人は外国語を話すのが不得手だと言われるが...
1 外国語・E学習への態度の特徴
- 中韓にくらべ、日本人は外国語を上手に話せない。
自信と積極性が欠けているからだ。 - 日本では、すべての文献が日本語に翻訳されているという伝統があり、すべての思考は日本語において可能である。
- また会話は、母語話者のごとく話さねばならないという幻想があり、
失望に終わる。しかしEを話す国や地域は存在しないのだ。
2 E学習のさまざまな困難と問題
- 発音面では、よけいな母音を挿入したり、逆に省略されたりすることがある。
- しかし最大の問題は、語彙である。
Oficiala Radikaro Esperantaなどが初歩段階には必須であり、
やさしい語がしきりに現れる本を読むことが必要である。 - 聞き取りも初心者には重大な問題だ。
- ネット上にはE音声を聞けるところが多数あるが、
問題は、スピードが速く、またおおくは朗読台本がないことである。 - 最近、Facila Ventoのようなよい放送も現れた。
- ネット上にはE音声を聞けるところが多数あるが、
3 伝達能力を高める有効な手段と方法
- 読む教材としては、Katrinaシリーズが基礎的な易しいことばでよい。
中身も近代人の生活を描いていて興味をそそる。
指導者の役割は役立つ本を提供することだ。 - 文章づくりにおいては様々な分野のテーマを掲げる。
日文提示→翻訳→訂正と進むが、その際、いくつかの定型を示しておく。
Mi opinias.keとかLaŭ miとか。 - 文法事項としては、分詞、多種の用法をもつ対格、siが難しい。
Eを学ぶのは外国人とコミュニケーションをするためであり、
指導者の役割は、楽しく学習し会話できるチャンスを与えることにある。- 中韓にくらべ、日本人は外国語を上手に話せない。
- belmonto(日本) 聞き取りやすい放送とは?
ポドキャスト放送の始め方とそのねらい
- 学習者を勇気づける。「おお、自分もわかる!」
- われらの東洋の生活を語る。「Eで自分たちの生き様がよくわかる!」
「Eはやさしい」という宣伝文句に反して、初心者はE放送がさっぱり理解できない。
「Eって難しい」どころではなく、反Eになりかねない。わたしがこの放送を始めた理由
- 従来の放送が長すぎる
- 会話速度が速すぎる。まるで機関銃のように。発音もaiueoだけでなく現地の発音も混じる。ヨーロッパの話をきていもよくわからない。
解決方法として
- 短い放送。5分で。
- 難しい語は排除。使うときは易しいことばを併用する。
- はっきり発音。5母音で。
- 強弱アクセントで。イントネーション系アクセントでなく。
- テーマはアジアの生活
通常の放送と「ポドキャスト放送」の違い
- 通常
サイトに接続して聞く
- ポドキャスト
はじめにサイトを登録すれば、更新されるたびに、自動的に放送が送られてくる
ポドキャスト作りの実際を映像で説明。
さあ、あなたもポドキャスト放送をたくさん作って、
学習者に元気を与えよう。
- Ŝlosilo イジュンキ(韓国) E教育の項目と順序、応用が大切
大学での講座
- 韓国では3大学で授業が行われている
SEK(ソウル・エスペラント文化会館)
- 毎月4回、1回3時間の講座である。
- テキストは Baza Lernolibro de E. (彼自身の著。A5版280ページ)
- 1回目 発音、代名詞、ĉu疑問文。外国人とのskajpoによる会話を入れる。
- 2回目 動詞、ki疑問文、不定形
- 3回目 数詞、相関詞、条件法。ki疑問文と相関詞を関連づけ。
- 4回目 比較、分詞、関係詞。動詞と不定形の関連づけ。
- 文法を繰り返し思い出させて学ばさることが重要であり、
また外国人と話をさせることで、
受講生はEの海におぼれていくことになる。 - 初歩段階では受講者の動機付けの継続が重要で、
彼らをいつまでも初心段階にとどめておくべきではない。
歌・趣味・関心・宗教・専門分野への活用をさせねばならない。
- Nema パギョンスン(韓国) 初級からの壁を打ち破るには
学習進度によると
- 文法理解(やさしい) 数か月
- 基本語+簡単な分(しきりに使用) 1年前後
- やさしい読み物+少ない集会
- →この先はない
なぜ停滞するか
アジア人には語彙の壁がある- 本・雑誌を楽しめない
- 運動参加へ絶望的になる
語彙の習得には
Akademia Vortaro
Baza Radikaro Oficiala(段階別)
がある。集会も少なく、覚えた語彙はすぐに飛び去ってしまう。
ラテン系の人たちは苦しまない
欧米人はあまり苦しまない
アジア人には非常な努力
- ワンミンハウ(中国) 指導者の質に学習者の質がかかっている
E教育とは、基礎言語能力、E文化への知識、内的思想の確立である。
その目的は、「聞く・話す・読む・書く・訳す」を習得するだけでなく
外国人とのコミュニケーション、人間の文明の情報を得ることだ。指導者の質に学習者の質がかかっている。
- Eに関心を持たせる
多彩な教材、学習者の達成感
- 学習とコミュニケーションの機会を与える
いろいろなテーマについて語る
- Eをマスターする能力をつける
接辞による造語、規則の活用、など
- 学習者の困難を助ける
特に母語干渉をから来る困難に勝つ
中国語はEとは相当に異なっており、母語がおおいに学習を阻害している。
その問題に打ち勝つには- 規則として形態、語順、対格、造語法を教える。例で練習する。
- 読み物、インターネットサイト、雑誌を提供する
- 外国人とのコミュニケーションをすすめ励ます
以上のやりかたで、母語干渉から抜けた、E思考方式に慣れさせた。
中国でのいくつかの問題。- ハイレベルの教師不足
- 上質の教科書不足
- よい教授法の不足
- 関連機関からの支援不足
- Eに関心を持たせる
- ハンツーウー(中国) 言語能力の向上させ実践させること
中国人の言語運用能力は、欧米や他の地域に比べると遅れをとっている。
主要な問題
- 地域による教えたかの不均衡があり、中には宣伝のみの地方もある。
- 地域によるE教育のレベル差があり、それが言語能力の差となって現れる。ある地域では熱烈な現象があるかと思えば、別の処ではEの1単語すら理解できない状況がある。
- 結果を求めて教育がばらばら。学習者の数を競ったり、大衆の意見にばかりしたがったりで、言語力をつけようとしていない。
- 応用のための教育がばらばら。試験に通ったり、単位をとったりするだけで、各分野へ応用しようとしない。
- E指導者の訓練不足。発音すらままならない人も。
- 段階別到達内容や方法が不足。
- 全国的に教える体制の調整や調和の不足。
解決には
E言語能力と応用が、解決の2大要素である。- 中国ILEIの創設。E教育のためのセミナー。ILEI試験の実施。教科書やAV教材の開発。
- 各地の組織への激励。Eを使用してE界の雰囲気をつくる。
- 各地の組織は、国内外のE会合への参加を通して、実用化を図る。
- Eを使って学習・応用・実用をし「改革開放」を通して、世界平和・友好・進展・調和を目指す。
- Arko コンシャウフォン(中国) BEKコースと困難
2004年から、必須でない授業を持っているが、
ここ数年4クラス合計400人の学生相手に教えている。学生に教えた経験から
- 3つの方向から教えている。発音・文法は易しいが、難しいのは語彙である。
- 多くは語を正しく使えず、西欧人には理解されにくい。
習慣的に、説明はすべて中国語でなされ、Eで考える態度が身につかない。
- 最初のコースでは、この伝統的なやりかたで32時間の授業をした。
- 2つめのコースでは、絵で示したり、直説法を用いるなど工夫した。
学生は興味を持ち、速い速度で上達した。
しかし外国人との会話ではつまりつまり話す。「頭から全部吹っ飛んだ」。
BEKコースで話させるには
- BEKコースの教科書は、まねすべき例文だけが並んでおり、
Eのみで思考をさせる点が重要だ。 - 2010年の海南島には、数名が参加したが、その中の女学生1人を
みごとに話せる人にした。しかし彼女は外国語専門の学部生だった。 - 2011年、24人が初級、12人が中上級の、毎日6時間、
合計120時間のコースに臨んだ。 - はじめに指導者が示し、学生は4人組で練習する。
流暢さ・正確さ・速度が重視される。 - 列のはじめの4人だけがテキストを見る。
質問者だけが見ることができ、他の3人は見られない。
質問を繰り返してくれと頼むことはできる。 - このコースでは、多数の質問と答えを頭に入れることができた。
意識することなく少しずつ自然になめらかる口に出せるようになった。 - コース終了後は、多くのテーマについて準備もなく話せるようになり、
E運動や文学の知識も得ていた。
これを受けて、わたしも20人の学生を集めてやったみたところ、
非常な成功を収めた。
BEKコースは最適の方法だろう。しかしこれは、外国語を学んだ若い学生には有効であっても、
中年には向かない。
自学するための、自国語での説明が一切ないのだ。BEKコースでも実は同様のことがおこった。
指導者のDennis Keefeが語ることを生徒は理解できず、
授業がなかなか進まなかった。
かれはわたしにすこし翻訳するように頼んできた。初歩の、特に1週目には自国語が必要だと思う。
- リーウェイルン(中国) 中高生にEを教えよ
中高で教えることの大切さ
- 新しいことへの受容力がある
- 若いので記憶力に優れる
- すでに高い文化水準を持ち、最低、1外国語を学んでいる
- Eは易しいので単位を取りやすい
- 高校では時間割が固定的なので、定期的に授業に出席できる
- 卒業後いろんなところへ行くのでEを広めることができる
さまざまな教授法には、それぞれ利点と欠点があるので、
混合法がよい。その原則は
- できるだけEで。しかし母語を排除しない。
- 必要な文法規則を学ぶ。
- 段階に応じ、聞き・話し・読み・書き・翻訳を。
- 教材は相互理解に役立つものを。
- 学習者の自発をうながすものを。
今の問題点は
- 教師不足(引退・死去・外国への転居などにより)
- だれが何を行うか
- チャンチャンション(中国) 江蘇省でのE運動について
江蘇省チャンチョウ市でのE運動の展開について
- ミャウホイ(中国) 寺の公認されたE講習と波及効果
ワンティエンイーが商売を通してよい実例を示しているとおり、
E普及には理想だけでなく、実用が必要だ。わたしは、生きとし生けるものを大切にする運動とともに、
インターネットでの,2人のための講座を始めた。
さらに寺の許可を受けて、E講座へと進めることができた。時にBEK教授法を広めようとしていたDennisと接触し、
多宝寺(Duobaosi)で20日間の講座をしてもらった。
4人の受講生はみな学び終えた。とくに1人の僧侶は、BEK速習コースのあと急速度で学び、
「イワンの馬鹿」を中国訳したりした。それが寺にE運動をもたらし、
寺の支援を受けることになったのである。3年前、西安近郊の鉄仏寺(Teifosi)に戻り、
1年の準備の後、E講座を始めた。その年、6人の外国人が寺を訪れた。
外人は英語を話すと思っていた人々は、
エスペラントを知り大勢押しかけた。
地方行政組織からも支持を得て、知事や副知事もよく訪れた。数日前、知事が客を大勢引き連れて来て
「Eで話せ」というので、
客舎にいたツォンリーが自ら通訳を引き受けて
わたしのEを中国語に訳した。現在、Eの宣伝が足りないとは思わない。
足りないのは実用者である。
Eで何かをすれば、Eの有効性を示すことになる。教育法はさまざまあってよい。
さまざまな人に教えるに、適した方法をさぐる努力を
しなければならないのである。
第2回(2012) 更新 2014-06-28 01:15
- Nema パギョンスン(韓国) よい文章をくりかえし暗記すること
問題
- 学習者は前回習ったことを覚えていない
- 文法はよく理解するが、練習の時間が十分ない
解決
- 覚えるべき文を与え、学んだことが響くようにする
- いつでもどこでも、1~2句を繰り返せる
効果
- 学習者はいつも口に出せる文をもっている
- 口に出せることは初心者に自信を与える
もっと活用
- 模範的な文はよい文を暗記するのに役立つ
- 引き続き覚えさせるには、テーマ別に並べるのが重要
例
- Zの生涯の文章(その物語とともに)
- 文はZ著作のものでテーマごとに並べたもの
- 方法は、1週間で2文、2か月で16文になる
- 友人といっしょに覚えあう
効果
- 文に慣れ、発音がよくなり、流暢に口に出せる
- Zの考えを知り、それに近づくことになる
- リーウェイルン(中国) こどもにあった方法を
こどもはいろいろなことに興味を持つので、それにあった方法を見つけなければならない。
こどもは- 歌が好きなので、内容にあった歌を自作し、いろいろな単語が出るようにする。楽器も使う。
- 遊びが好きなので、体を動かさせながら。
- お絵かきが好きなので、ひとりひとり出させてバーツを完成させていく。
- じっとしておれないから、動作させながらその語を教えたり、手を揚げて答えさせたり。
- 知りたがりなので、絵を描かせて当てさせたり、大小を教えたり。
- 想像力豊かなのでそれをかき立て、〇を描いて、丸・頭・目・太陽のように考えさせる。
- 勝ちたがりなので、コンクールをさせたり。
- 聴覚教材が有用なのはもちろんのこと。
- HORI Jasuo(日本) 教えるに大事なことと技術
教えるのに大事なこと
- 人の力(性格がよい、印象が強い、信頼性、、、)
- 考え方(どんなことを教えるか、何のために教えるか、、、)
- 知識(十分な)
- 教材(よい教材は学習者を引きつける。言語面と啓発面で)
- 技術
技術または方法
- KLM: Facile, Laŭte, Malrapide.
- UEA:
- 即答せず、待つのが大事。説明の前に考えさせること。
- 歌。雰囲気作りに大事。指導者自ら歌うべし。恥じてはならない。
- エスペラントの関する物をみせ、活動に引き込む。
- リウパウグオ(中国) チェ・メソッドは中国人に使えるか
欧米でよく使われるチェ・メソッド、はたして中国の初心者には使えるか。
25年Eを教えた経験から、欧米言語を知らない人には役立たないと思う。
発音と文字が大きく違う。似た単語がひとつもない。多くの外国人がEを教える手伝いをしたが、2006年、講座が終わったあと、通訳なしではまともな会話ができなかった。
2008年、初心者向けではなかったが、授業中何度も中国語の説明をしなければならなかった。わずかに話し・聞きが向上したのみ。
2011年、多くがEの基礎知識があり、10年以上英語をしていたにもかかわらず、助けなしでは困難で、Arkoが来たとき「やっと来てくれた!講座が救われた」と言ったのであった。
わたしは混合法で教えている。まず基礎段階で、語句や文法の説明をする。次にEで簡単な文を使う。すこしずつEの分量を増やしていく。
外国のE-sitoが多大な助力を与えたことにはとても感謝している。
- ウェイイービン(中国) 中国のこどもにEを教えるのは意義がある
小学校の校長として勤務しているが、E教育について報告する。6学年で24クラス、1300人の生徒である。
いろいろな教科があるが、こどもと親を苦しめているのは英語である。
英語の講座は花盛りで、こどもを無理に通わせ、大学を出ても英語はマスターできていない。副教育大臣すら「英語は時間の無駄使い」というほどだ。Eのクラスを作ったのは2008年のこと、その狙いはEの予備教育の効果を実験することにあった。次に、こどもに広い世界を知らせることにあった。
交流をするには外国語が必要だが、中国語と似つかない西欧語は大変な困難をこどもにあたえる。Eの簡潔さが他の外国語への橋渡しとなり、コミュニケーションも果たせる。こうしてEを、義務の言語と6年生までして教えることになった。
実は、かつて盛んだったこの地方のE運動の担い手を作る目的もあった。Eに若い力が必要なのである。授業は1年生から始める。1クラスをEクラスとし、6年生まで続ける。週2時間の授業を270人が受けている。このたびEの意義を保護者に説明したところ、支持を受けた。
2010年には、夏休み中に、夏季訓練講座とEセミナーをし、外国人らも参加して教えてくれて、深い感銘をこどもに与えた。
山西省の教育委員会にもリストアップされ、地方部局の注目を集めている。
- Eを学んだ子は、より点数を取る
- Eを学んだ子は、積極的に話そうとし、外国に対して関心が深い
幼稚園から英語を学んでいたある女子は英語では話そうとしなかった。しかし、2010年のE講座に出た彼女は、その後、学外での英語レッスンでとても活発になり、教師と英語で話しをしたという。
E授業をしている子は、外国に関心が深まり、旗をたくさん知っていたり、多くの言語を聞いていたりする。ある子たちは、いろんな肌の色をした子たちの地球を描いたりする。
収穫はまだで、問題はたくさんあるが、E-istoが支援してくださることを期待している。
第3回(2013) 更新 2014-06-21 01:00
- Tieko(日本) 日本の現況
現況として
- どんな学校で教えているか
- 言語今日としてか、別の目的か
- だれが教えるか
日本での歴史
- なにが中高の導入を可能にしたか
- 教育システムの変化。英語教育の強化
問題
- 教育課程が導入を困難に
- よい教科書・教材の不足
- 教師の不足
展望
- 学校にE導入をふやせるか
- 中韓の成功例は役立つか
- ILEI日本支部の役割
- belmonto(日本) よりよい教科書のために
教科書の種類
- 文字だけのもの
文法導入形式には向いている。民族語で思考することになり、正しい発音と生き生きした会話練習が必須である。 - 文字と絵が入っているもの
ここでも、正しい発音と生き生きした会話練習は必須である。- 場面の絵がはいっているもの
状況が理解しやすい。 - 単語ごとに絵があるもの
民族語の介入がなくても、単語の理解は容易である。
- 場面の絵がはいっているもの
- 文字と音声
CDやmp3で、文字と音声が関連づけられる。ただ読んだだけの音声ではなく、生き生きと、情熱ももった音声が望ましい。 - 文字と映像
学習者はEでの生活体験ができ、最ものぞましい。最善できるように、台本が必須だ。
発音にかかわる要点
- K, L, M, Fが大事。(Hori+2)
- Klare はっきりした発音
- Laute 大きく。小さくてはコミュニケーションにならない。
- Malrapide 相手が理解できるようにゆっくり。西洋人のような機関銃式はよくない=コミュニケーションにならない。
- Facile 易しい言葉遣いで。西欧の文物による難しい単語が多数あるが、相手が理解しなくてはコミュニケーションにならない。
例 autodidakta → memlerna
文学を使ったE講座
いままで鹿児島市の「文学サロン」で実施した内容は- 初心者のためのE
- 賢治とともにEを学ぼう
- 賢治を読む-Eの喜び
であったが、3が最も好評であった。
宮沢賢治を小西岳訳で読む。映像で場面を確認したあとEを読むのである。
この講座は若い人も年配のひとも、賢治好きを呼び集めた。
ただ内容的には難しい複文構造が多く、語彙も難しい。
やさしい訳文が特に初心用には必要だと思った。セミナーではここで6分ほどの映像をE字幕つきで見せた。
(映像と字幕をあわせるのに、すごく長い時間を要した)
語彙分析
- 講演者の話と、第一書、文学作品の一部の統計をとって、どのような頻度で語彙が使われているか調べた。
- 文章が長ければ難しいかといえば、そうではない。内容によって出てくる語彙数に変化がある。Zは第一書で、多くの語彙を繰り返し使っている。
- よい教科書を作る際には、このことは十分考慮されるべきである。
- 文字だけのもの
- Ŝlosilo イジュンキ(韓国) よい印象を与え続けよ
4大学に授業
壇国大・円光大・韓国外語大・慶熙大教授方法
外国人と会わせる
スカイプを通して
フェイスブックを通して
単純な、繰り返し授業の内容
2回の試験
ザメンホフについてのレボート
KEA(韓国E協会)の修了証書アンケート結果(10%以上を数値表記しました)
- なぜEを選んだか
言語に興味40%>エスに興味25%>他にいい講義がなかった>知り合いの勧め - Eは易しいか
とても易しい82%>難しい18% - 友人にE授業を勧めるか
勧める80%>すごく勧める11%>勧めない - 教え方は
とても有効54%>比較的有効34%>それほどでも12% - Eのあと外国語を学ぶとしたら
自信を持つ57%>変わりない34%>役立たない - 文学的表現は
十分可能69%>まだわからない31% - 国際語に対する視点は
変わった50%>英語が国際語だ50% - 授業で外国人と会って
Eは役立つ70%>まだ不確か30% - 基礎コースのあとは
もっと学びたい64%>のちに学びたい25%>もう学ばない11% - Eは国際語になるか
わからない66%>期待する33%
結論として
- Eは学ぶ価値はあるが、Eでは仕事がない
- Eのよい印象をまず与えよ
- 大学にE講座を入れるよう努力せねば
- 大学講座で講師となれる人を養成する努力をせねば
- なぜEを選んだか
- Nema パギョンスン(韓国) まいにちエスペラント
「学」と「習」は別
- 「学」=lerniは十分である。「習」=ekzercadiが不足している。
Zの第一書も大部分ekzercadoだ。 - 「教」=instruiは十分である。「育」=gvidiが不足している。
まいにちの「習」を阻害するもの
- 日常生活で自由時間が不足
- 機会がなくて動機を与えられない
- 物理的な孤立で興味の継続が難しい
まいにちの「習」に必要なもの
- 時間不足を補う、簡単な速い手段・方法
- 孤立から抜け出すため、学習者のグループ化
- それらをめざした、具体的な機器
韓国で活用する便利な手段「カカオトーク」
- 韓国で最も利用されている。スマホユーザーはほぼ全て所有。
- スカイプやフェイスブックに比べ、速い。相手に瞬時にとどく。
わずかの時間で活用できる。 - ログインすることも必要なく、易しい。
- 友人をグループ化するには最も適している。
- 写真や音声も活用でき、雰囲気作りや学習に使える。
その実例
KEA公式/毎日E/少年少女/暗記/基礎コース/公式基本語彙結果はどうあらわれるか
- 地方支部はできごとの交換に使用。弱い支部への刺激になる。
- 会合や集会の生き生きしたメッセージに触れ、
Eは生きていると実感させることになる - 力のある教師は、その必要・内容に応じて、さまざまなグループ指導を行える。
- これらが「まいにちE」を可能にし、教育のよい手段となるだろう。
- 「学」=lerniは十分である。「習」=ekzercadiが不足している。
- Leono マヨンテ(韓国) Eレジャーランド
Eレジャーラントとは、1998年にわたしが始めたプログラム。
学習者にEをより効果的に楽しませる。プレグラムの概要
- 時間 約60分
- 内容 語や語句の言語能力を高めるため
歌、教育的なゲーム、冗談で笑わせる - 補助者が数名必要
- Arko コンシャウフォン(中国) 大学教育での問題点を解決するには
大学の授業での問題点
- 講座のはじめは学生が多数いるが、終わりには少数
- 多くが超初心者で、流暢な者は少数
- 外国人相手の実践が不足
- ためになる教科書が不足
学生側からすると
- 2単位しかない
- どう実用するか知らない
- 多くは修士試験や就職活動に忙しい
教師側からすると
- 英語のような旧態依然とした教授法で、学生に魅力を与えない。
- 多くの教師が初~中級レベルで、発音も悪いし、会話速度も遅い。
それが学生にEは易しい言語ではないという不信感を与えている。
それを解決するには
- 学習の興味を高め、E回を学内で創立する。外国人を招く。
- 教師の言語能力を高め、教授法を改善し、学生間や外国人との文通を助ける。
- E会活動や夏期講座への参加を勧め、Eを訓練する。
- インターネットサイトを紹介し、卒業後の関係を持続させる。
結論として
- 教師向け教授法の講習会が緊急に必要である
- Paco ソンピン(中国) 黒竜江省でのE運動について
ロシアのE会と橋(国境)を越えた交流
- マールクシュガーポル(ハンガリー) 経歴として役立つE
彼のはなしは、表題と違う内容であった。
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